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環境・社会報告書2005 全データ 社会・環境報告書 社会・環境活動 | テープのニチバン

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全文

(1)

環境・社会報告書

(2)

会社概要

■商号

ニチバン株式会社

■創立

大正7年1月

■本社所在地

〒112-8663

東京都文京区関口二丁目3番3号

TEL.03-5978-5601

■代表者

代表取締役社長 堀田 直人

■資本金

5,451百万円

■売上高

37,995百万円(単体)

38,870百万円(連結)

■従業員数

768名

■株主数

4,963名

■関係会社

子会社 :国内3社

関連会社:国内1社

海外1社

■事業目的

1.次の各製品及び付属品の製造、製作並びに販売

(1)医薬品、医薬部外品、化粧品、医療用具及び試薬

(2)接着テープ、接着シート、接着剤その他接着製品及びその機械器具

(3)香粧品、衛生用品及び食品添加物

(4)筆記用具等事務用品

(5)

プラスチック製の家庭用品及び紙製容器

(6)包装用袋等包装材料

(7)計測器、計量器、家庭用電気機械器具、公害防止機器、運搬用

機器、事務用機器、包装・荷造機器、医療用機械器具、健康・

スポーツ機器、教育機器

2.食品、飲料品及び日用雑貨品の販売

3.前各号に掲げる物品の輸出及び輸入

4.展示、内装、看板工事その他建築工事の請負、設計及び施工

5.医薬品の薬物投与システムに関する工業所有権、ノウハウ、

技術、ソフトウェアの調査、研究開発、企画及び販売

6.損害保険及び自動車損害賠償保障法に基づく保険の代理業

7.以上に付帯関連する一切の事業、その他事業に投資

2001 2002 2003 2004 40,301

40,301

40,30139,92739,92739,92739,40839,40839,40838,87038,87038,870

10,000 5,000 0 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 (百万円)

(年度)

2001 2002 2003 2004 0 400 500 600 700 800 900 (名)

(年度) 200

300

100 863

863 832832 798798 768768 863 832 798 768

メディカル事業部

テープ事業部

10,644

  (27%)

28,226

(73%)

売上高

38,870

百万円

2001 2002 2003 2004 400 0 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 1,406

1,406 1,5081,508 1,3331,333 1,6501,650 1,406 1,508 1,333 1,650

(百万円)

(年度) 200

売上高(連結)

経常利益(連結)

従業員数(単体)

事業区分別売上高(連結)

2004

4

5

6

7

8

9

新商品

新商品

マイタック®

リサイクルインデックス

新商品

新商品

ナイスタック

ハンドカッター

スキナゲート®

メッシュ

新商品

展示会

ISOT

(国際 文具・紙製品展)への出展

企業

活動

ISO14001統合認証取得

ドラッグストアショー への出展

製本テープ〈再生紙〉 契約書割印用

マイタック®

リサイクルラベル ウイルス・

ブロックマスク 鼻すっきり

パッチ

あかぎれ 保護バン™

オーキューバンエコ キャラクター

(ウサハナ・マイメロディ) セロテープ

イージーオープン フードパック用 白色

スクラップ ブッキング用 ナイスタック 両面テープ

ナイスタック テサ パワーストリップ 粘着フック

ナイスタック エコ

新商品

展示会

エコプロダクツへの出展

展示会

ラミオフ 再生紙クラフト テープNo.3105

新商品

2004

年度事業ハイライト

編集方針

ニチバンでは、環境保全への取り組みをまとめた「環境

報告書」をホームページで公開してきました。2004年度

版から、環境への取り組みに加え、社会とのかかわりに

関する内容を追加しました。2005年度版では、社会との

コミュニケーションや社員とのかかわりについての情報

をさらに充実させるとともに、名称も「環境・社会報告書」

と改めました。また、今年度から、より多くの方々に当社

の取り組みを知っていただくために、冊子の発行も行う

ことにしました。

掲載内容については、まだまだ不十分な点もありますが、

読者の皆様とのコミュニケーションツールとして活動内

容をご理解いただけるよう、写真や絵などを多く取り入

れ、わかりやすい表現を心掛けました。

なお、本報告書は、環境省「環境報告書ガイドライン(2003

年度版)」を参考に作成しました。

対 象 組 織:ニチバン株式会社

対 象 期 間:2004年4月1日∼2005年3月31日

なお、重要な事象については、2005年度

の情報も一部含んでいます。

目次

会社概要

ごあいさつ

企業理念

環境マネジメント

環境方針

環境マネジメントシステム

環境目標

環境負荷の低減

環境会計

製品の環境配慮

環境配慮製品の開発

主な環境配慮商品の紹介

環境保全活動

省エネルギーへの取り組み

水使用量低減への取り組み

廃棄物低減への取り組み

化学物質の管理

環境コミュニケーション

社会とのかかわり

コンプライアンス

社会コミュニケーション

社員とのかかわり

(3)

会社概要

■商号

ニチバン株式会社

■創立

大正7年1月

■本社所在地

〒112-8663

東京都文京区関口二丁目3番3号

TEL.03-5978-5601

■代表者

代表取締役社長 堀田 直人

■資本金

5,451百万円

■売上高

37,995百万円(単体)

38,870百万円(連結)

■従業員数

768名

■株主数

4,963名

■関係会社

子会社 :国内3社

関連会社:国内1社

海外1社

■事業目的

1.次の各製品及び付属品の製造、製作並びに販売

(1)医薬品、医薬部外品、化粧品、医療用具及び試薬

(2)接着テープ、接着シート、接着剤その他接着製品及びその機械器具

(3)香粧品、衛生用品及び食品添加物

(4)筆記用具等事務用品

(5)

プラスチック製の家庭用品及び紙製容器

(6)包装用袋等包装材料

(7)計測器、計量器、家庭用電気機械器具、公害防止機器、運搬用

機器、事務用機器、包装・荷造機器、医療用機械器具、健康・

スポーツ機器、教育機器

2.食品、飲料品及び日用雑貨品の販売

3.前各号に掲げる物品の輸出及び輸入

4.展示、内装、看板工事その他建築工事の請負、設計及び施工

5.医薬品の薬物投与システムに関する工業所有権、ノウハウ、

技術、ソフトウェアの調査、研究開発、企画及び販売

6.損害保険及び自動車損害賠償保障法に基づく保険の代理業

7.以上に付帯関連する一切の事業、その他事業に投資

2001 2002 2003 2004 40,301

40,301

40,30139,92739,92739,92739,40839,40839,40838,87038,87038,870

10,000 5,000 0 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 (百万円)

(年度)

2001 2002 2003 2004 0 400 500 600 700 800 900 (名)

(年度) 200

300

100 863

863 832832 798798 768768 863 832 798 768

メディカル事業部

テープ事業部

10,644

  (27%)

28,226

(73%)

売上高

38,870

百万円

2001 2002 2003 2004 400 0 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 1,406

1,406 1,5081,508 1,3331,333 1,6501,650 1,406 1,508 1,333 1,650

(百万円)

(年度) 200

売上高(連結)

経常利益(連結)

従業員数(単体)

事業区分別売上高(連結)

2005

10

11

12

1

2

3

新商品

新商品

マイタック

リサイクルインデックス

新商品

新商品

ナイスタック® ハンドカッター スキナゲート

メッシュ

新商品

展示会

ISOT

(国際 文具・紙製品展)への出展

企業

活動

ISO14001統合認証取得

ドラッグストアショー への出展

製本テープ〈再生紙〉 契約書割印用

マイタック リサイクルラベル ウイルス・

ブロックマスク 鼻すっきり

パッチ

あかぎれ 保護バン™

オーキューバンエコ®

キャラクター

(ウサハナ・マイメロディ) セロテープ®

イージーオープン フードパック用 白色

スクラップ ブッキング用

ナイスタック®

両面テープ

ナイスタック®テサ® パワーストリップ 粘着フック

ナイスタック エコ®

新商品

展示会

エコプロダクツへの出展

展示会

ラミオフ® 再生紙クラフト テープNo.3105

新商品

年度事業ハイライト

編集方針

ニチバンでは、環境保全への取り組みをまとめた「環境

報告書」をホームページで公開してきました。2004年度

版から、環境への取り組みに加え、社会とのかかわりに

関する内容を追加しました。2005年度版では、社会との

コミュニケーションや社員とのかかわりについての情報

をさらに充実させるとともに、名称も「環境・社会報告書」

と改めました。また、今年度から、より多くの方々に当社

の取り組みを知っていただくために、冊子の発行も行う

ことにしました。

掲載内容については、まだまだ不十分な点もありますが、

読者の皆様とのコミュニケーションツールとして活動内

容をご理解いただけるよう、写真や絵などを多く取り入

れ、わかりやすい表現を心掛けました。

なお、本報告書は、環境省「環境報告書ガイドライン(2003

年度版)」を参考に作成しました。

対 象 組 織:ニチバン株式会社

対 象 期 間:2004年4月1日∼2005年3月31日

なお、重要な事象については、2005年度

の情報も一部含んでいます。

目次

会社概要

ごあいさつ

企業理念

環境マネジメント

環境方針

環境マネジメントシステム

環境目標

環境負荷の低減

環境会計

製品の環境配慮

環境配慮製品の開発

主な環境配慮商品の紹介

環境保全活動

省エネルギーへの取り組み

水使用量低減への取り組み

廃棄物低減への取り組み

化学物質の管理

環境コミュニケーション

社会とのかかわり

コンプライアンス

社会コミュニケーション

社員とのかかわり

環境データ

(4)

ごあいさつ

明確な理念と技術に基づくニチバンの環境保全活動

世界的に企業の社会的責任が問われている今、企業が果たすべ

き責任の中でも「環境」はもっとも重要な要素の一つです。また

業界のリーディングカンパニーとして、環境保全活動を積極的に

推進することは、企業の当然の責務であると考えます。

2005年4月よりスタートした「中期3ヶ年経営計画【TAG2007】」の

中でも、環境への対応は最重要経営課題と規定しております。

「資源

循環型社会づくりへの参画と寄与を目指した環境経営の実践」とい

う環境方針のもと、省エネ・省資源、廃棄物の低減、リサイクル活動

など、全ての組織と一人ひとりの行動を促し、継続してまいります。

この中期計画の基本目標である『開発型企業』の実現に向け、

環境に配慮した技術的なフォローアップとして今年度、新たに「環境

技術委員会」を設置いたしました。研究開発・生産・販売・廃棄など

のライフサイクルプロセスを通じて環境に与える影響を考慮し、

自主的な環境対応型の素材研究や製品・技術の開発に取り組み、

地球環境に配慮した製品を提供してまいります。

社会に役立つ価値の創出

ニチバンの主力製品である絆創膏やセロテープ

®

などは、ご家庭

や学校、職場、医療現場などで日常的にご利用いただくものです。

そのため、製品の安全性と品質の向上はもとより、どなたにも安心

して使いやすくリサイクルしやすい製品の提供によってお客様の

健康や快適な暮らしをサポートすることが、ニチバンのモノづくり

を通じた社会貢献であると考えています。

また、社会から存続を求められる企業として発展し続け、経営の

健全性・透明性を確保するとともに法令遵守・環境配慮、社会貢献

などを実践するために「ニチバンの倫理」を制定いたしました。

皆様の声をお聞かせください

今回で3回目の発行となる本報告書は、全てのステークホルダー

に向けたニチバンの環境施策、企業活動の情報発信源として機能

することを目指しております。皆様と継続的なコミュニケーションを

図り、本報告書を通じて私どもの企業活動にご理解いただき、忌憚

のないご意見・ご感想をお寄せいただきたく存じます。

(5)

企業理念

ニチバンの理念

アタック21

Consumer Oriented

(販売即経営)

顧客の立場にたった商品を

タイムリーに提供する

Creative Development

(創造的開発)

次代を先取りし、

創造的な開発を行う

Communicative Organization

(行動的組織)

積極果敢なコミュニケーションを行い、

行動力あふれる組織を創る

Challenging Spirit

(起業家精神)

起業家精神を涵養し、

活力の源泉とする

Flexible

A

ttitude 時代を見つめて

常に柔軟な発想を

Ambitious

T

arget

自らにチャレンジして 常に高い目標を

Quick

A

ction

迅速な意思決定で 常に素早い行動を

And

C

heck

管理を怠らず

常に結果の見直しを

『ニチバンの理念』は、人々の健康で快適な生活をトータルに支え、

ニチバンにかかわるすべての人々の幸せを実現することです。

ニチバンは、

『FOR BETTER BEING』というメッセージで表現しています。

「BEING」とは、

「存在」、

「人生(LIFE)」のことで、

「BETTER BEING」とは、

「より良き存在」、

「より良き人生」ということです。

つまりニチバンは、社会のすべての人々にとって「常によりよい存在でありたい」という思いを込めています。

FOR BETTER BEING

いつも笑顔でいたいから   ニチバン

創業の精神

私たちは、

「和親協力・進取向上」を“ 創業の精神 ”として継承します。

基本理念

私たちは、常に社会に役立つ価値を創出し時代を拓き、

ニチバンにかかわるすべての人々の幸せを実現します。

事業領域

粘着の分野を原点として新たな領域に挑戦し、

常に世界に経営資源を求め、

人々の快適な生活をトータルに支え続けます。

経営姿勢

“ ベクトルC”の経営を実践します。

行 動 指 針

(6)

環境マネジメント

環境方針

環境マネジメントシステム

〈ニチバングループ環境方針〉

『ニチバンは人と物および地球環境にやさしい技術を通して、

製品の全ライフサイクル

[開発・製造・流通・使用・廃棄]

にわたり

安全と健康と環境面の配慮に努める。』

〈行動指針〉

ニチバンは、資源循環型社会づくりへの参画と寄与を目指した環境経営を実践し、地球環境保全に配慮するとともにすべての

人々の幸せを実現することを目指します。

1.循環型社会への配慮と貢献に努め、環境マネジメントへの取り組みを積極的に実行します。

『セロテープ

®

』に代表される粘着

製品をはじめとしたすべての製品の研究開発・製造・販売・廃棄に係る事業活動に伴い発生する環境負荷の低減に努めます。

2.環境保全活動を推進し、汚染の予防に努めるとともに、環境マネジメントシステムおよび環境目標を定期的に見直し、継続的

改善を図ります。

3.環境関連法規および地域の協定等を遵守します。

4.環境パフォーマンスを継続的に改善するため、以下の項目について重点的に取り組みます。

(1)環境に配慮した製品開発および製造プロセスの改善に努めます。

(2)地球温暖化防止対策としてCO

削減に努めます。

(3)資源の有効利用および廃棄物の適正処理によるゼロエミッションに努めます。

(4)

グリーン購入/グリーン調達に努めます。

5.リスクマネジメントによる安全管理に努めます。

6.透明性・客観性のある環境情報を積極的に公開します。

7.社員への環境教育および啓蒙を徹底し、環境への理解および能力を高め、環境保全活動への積極的な参画・支援を促します。

2005年7月1日改定

執行役員 品質保証部長 増田健二

ニチバンは、1999年4月に環境管理グループ(現在、品質環境管理グループ)を設置し、全社一丸となって環境保全活動を積極的

に推進するために、環境マネジメントシステムの見直しと環境マネジメント体制の整備を行いました。

現在、環境方針に基づき、中期環境目標(2005年度∼2007年度)を定め、地球環境保全に配慮する取り組みを進めています。

環境マネジメント体制

ISO14001統合認証取得

各事業所でISO14001認証取得

今までは各事業所・工場が独自に 環境マネジメントシステムを 運用していました。

各事業所・工場を連携 させることでより効果的に

環境マネジメントシステムを

運用しています。 2007年度までに ニチバングループで取得予定

本社事業所 埼玉事業所

ニチバン(株)

ニチバン(株)

ニチバン メディカル(株) ニチバン

テクノ(株)

ニチバン プリント(株)

大阪工場 安城事業所

将来的に子会社も追加

ISO14001

統合認証取得

ニチバンは、環境マネジメントの効率的推進のため、

ISO14001の積極的な認証取得を

すすめてきました。2002年には、国内の主要事業所で認証取得が完了し、2004年8月の維

持審査では、営業支店をのぞく全社統合システムによる認証を受けました。

(7)

環境に配慮した製品・技術・素材 の開発と改善

ライフサイクルプロセスの環境配慮

ニチバングループへのISO14001

認証取得の拡大・統合

ニチバングループ環境会計システム 活用による環境経営度評価策定 環境情報のホームページへの掲載

環境報告書の継続発行

環境ラベル評価基準の策定・運用

省エネルギーの推進 <原単位> 営業車両の環境配慮

包装資材の省資源化 <削減量>

廃棄物発生量・最終処分量の削減 <原単位>

リサイクル率の向上

PRTR対象物質の排出量の削減

<総量>

VOC排出量の削減

<総量>

環境影響物質の不使用管理 グリーン購入&グリーン調達の ガイドラインの策定・運用 安全・衛生・防災管理の徹底

大規模地震対策の実行

●新エコマーク基準に適応した製品を発売しました。

●製品の軽包装化を継続実施しました。

●開発段階における環境配慮システムを確立しました。

●VOC(揮発性有機化合物)対策を計画・推進しました。

●「環境報告書 2004」をホームページで公開しました。

●ホームページに環境情報ページを開設しました。

●環境ラベルを表示したエコロジーカタログを発行しました。

●エコプロダクツに出展しました。

●電力使用量は2003年度比2.9%減少し、熱エネルギー使用量は2003年度比5.6%増加

しました。

●廃棄物発生量は2003年度比6.6%増加しました。

●環境配慮製品の優先購入を継続推進しました。

●取引先の環境保全活動調査を実施しました。

●危機管理方針の策定を進めました。

●危機管理監査を継続実施しました。

●行動マニュアルに基づき訓練を実施しました。

●環境方針(全社版)を制定しました。

●環境マネジメントシステムの統合認証が完了しました。 既存品の環境性の改善

環境性に優れた新製品の開発

環境ホームページの拡充

製品の環境情報の提供

新たな省エネルギー課題への取り組み

廃棄物削減

グリーン購入の推進・購買先環境配慮度 評価

危機管理体制の再構築

大規模地震対策の実行

<ISO14001>

環境マネジメントシステムの全社統合

環境目標

中期環境目標(

2005

年度∼

2007

年度)

対象部署

開発部署 設計部署

全部署

関係部署

全部署

全部署

生産部署

全部署 生産部署

全部署 関係部署

詳細課題および内容

重点課題

2005

年度

2006

年度

2007

年度

推進計画に基づく対応(無溶剤化推進、水系化・ホットメルト技術など)

LCA新基準の検討・作成 LCAへの適用新基準に基づく製品

登録事業所での維持・更新 営業支店への登録拡大、ニチバン(株)の統合完了 3ニチバングループの統合完了子 会 社 へ の 登 録 拡 大 、

ニチバングループ環境会計システムの導入・集計 ニチバングループの環境経営度評価の実施

ニチバン環境情報をPRする

ページの開設・適時更新 サイトレポートの発行

「環境・社会報告書」の発行 報告書の対象範囲をニチバングループに拡大

ニチバン独自の環境ラベル評価基準の作成 環 境 ラ ベ ル 評 価 基 準 に基づく製品への適用

CO2排出量を

1998年度比13%削減

CO2排出量を

1998年度比14%削減

CO2排出量を

1998年度比15%削減

営業車両全車を

低排出ガス車に更新完了 一 一

包 装 資 材 の 改 善 によ る 省資源化10トン削減

包 装 資 材 の 改 善 によ る 省資源化20トン削減

包 装 資 材 の 改 善 による 省資源化30トン削減

廃棄物発生量・最終処分量 を1998年度比7%削減

廃棄物発生量・最終処分量 を1998年度比8%削減

廃棄物発生量・最終処分量 を1998年度比10%削減

リサイクル率80%以上 リサイクル率85%以上 リサイクル率90%以上 PRTR対象物質の排出量

を2004年度比3%削減

PRTR対象物質の排出量

を2004年度比4%削減

PRTR対象物質の排出量

を2004年度比5%削減 VOC排出量を

2004年度比5%削減

VOC排出量を 2004年度比10%削減

VOC排出量を 2004年度比30%削減

重金属含有製品の全廃

一 一

グリーン購入&調達ガイドラインの検討・作成 グリーン購入&調達ガイドラインに基づく取引先への適用

安全・衛生・防災に係る予防・保全体制の確立・実行(危機対象事項の抽出と対策設定)

大規模地震対応システムの確立と検証・改善 ①地震発生時の初期・初動対応の更なる体制づくり

②地震発生に伴う工場操業停止を想定した緊急生産供給体制の検証

環 境 経 営 の 拡 充

環 境 パ フ ォ ー マ ン ス 課 題 の 継 続 的 改 善

安 全 ・ 環 境 ・ そ の 他 危 機 管 理 課 題 の 継 続 的 改 善

2004

年度環境目標実績

中長期課題

2004

年度環境目標

2004

年度実績

評価

当 社 製 品 の 環 境 性 の 向 上 と 市 場 へ の 情 報 提 供

環 境 パ フ ォ ー マ ン ス 課 題 へ の 積 極 的 取 り 組 み

安 全 ・ 環 境 課 題 へ の 取 り 組 み

評価 … ◎:良くできました!継続して頑張ります。 ○:できました!より一層頑張ります。 △:もうひといき!もっと頑張ります。

環境性に優れた製 品の提供

環境マネジメントシ ステムの構築拡大 と効率かつ効果的 運用

環境関連情報の公開

新たな省エネルギー 課題への取り組み

資源の有効利用と 廃棄物削減

化学物質の適正管 理と環境負荷低減 策の実行

グリーン購入& グリーン調達の推進 安全・衛生・防災 対策の実行 大規模地震対策の 拡充

(8)

環境マネジメント

環境負荷の低減

工場負荷実績/埼玉工場・安城工場・大阪工場

ニチバンは、事業活動においてさまざまな環境影響を与えています。特に製品の製造過程においては、多くの資源やエネルギーを

利用し、また、多くの廃棄物や温室効果ガスなどを発生しています。私たちは、このような環境負荷を発生させていることを正しく

認識するとともに、企業の責任として環境負荷の低減に向け、努力を続けています。

セロハンフィルムの製造

はく離剤・下塗剤の塗布

粘着剤の製造

裁 断

木材パルプ

アルカリ浸漬

ビスコース

凝固・洗浄

乾燥・巻取

溶剤 樹脂 天然ゴム 下塗剤

セロハン フィルム

はく離剤

スライサー方式

スリッター方式

カッター 裁断

パッケージ用ロール

心に巻いてから幅サイズに合わせて切ります

寸法通りに幅をカットした心に巻き取ります

例:セロテープ®ができるまで

粘着剤塗工と巻取

粘着剤 はく離剤

下塗剤 セロハン フィルム

粘着剤 セロハン フィルム

断面図

OUTPUT

INPUT

電気使用量

都市ガス使用量

水使用量

重油使用量

総製品生産量

その他燃料油使用量 (原油換算)

総エネルギー使用量

21,522

kWh

4,603

Nm

3

588

m

3

1,637 k

R

151

k

R

470,423 GJ

203,861

m

2

廃棄物発生量

2,900 t

温室効果ガス排出量

22,912 t-CO

2

(9)

1.事業エリア内コスト 1.1 公害防止コスト 1.2 地球環境保全コスト 1.3 資源循環コスト

2.上・下流コスト

3.管理活動コスト

4.研究開発コスト

5.社会活動コスト

6.環境損傷対応コスト 合計

環境負荷を抑制するための環境保全コスト 公害防止(大気汚染・水質汚濁など)のための費用

地球環境保全(地球温暖化防止・省エネルギーなど)のための費用

資源のリサイクルおよび有効利用のための費用 廃棄物のリサイクルおよび適正処理のための費用

グリーン購入のための費用 製品の容器包装リサイクル費用

環境マネジメントシステム運用・維持のための費用 環境情報の開示および環境広告のための費用 環境負荷の監視および管理のための費用

環境配慮製品開発のための人件費および経費 環境配慮製品製造のための費用

地域社会への環境活動費用 環境団体への寄付金

環境汚染(大気汚染・土壌汚染など)に対応する保険料

119,707

5,129

0

114,578

0

0

0

0

0

119,707

343,817

155,852

61,999

125,966

9,042

116,207

222,337

0

0

691,403

154,524

84,414

1,350

68,760

0

0

52,781

0

0

207,305

325,893

125,622

8,041

192,230

10,227

79,400

108,329

0

0

523,849

内   訳

環境会計

分類

主な取り組み内容

2003

年度

2004

年度

投資額

費用額

投資額

費用額

効果の内容

2003

年度

2004

年度

金額

金額

環境保全効果

効果の内容

環境負荷指標

対前年度環境負荷増減量および効果

2004年度環境負荷量

ニチバンは、1999年度から環境コストとその効果を算出する独自の環境会計を導入していました。2002年度より環境省の「環境

会計ガイドライン」を参考に集計し、環境情報として透明性を高め公表しています。

〈集計についての考え方〉

集計範囲:ニチバン株式会社(単体)

対象期間:2004年4月1日∼2005年3月31日 

環境保全コストの算定基準:

[設備投資] 対象期間内に環境保全に係る設備投資額を集計しました。年度をまたがる場合は当期分の金額を集計しています。

[費  用] 人件費は、環境配慮製品の研究開発および環境保全活動ごとに必要となる人員と時間に平均時給を乗じて

集計しています。減価償却費は、固定資産台帳をもとに環境保全活動に係る設備を対象とし、5年間分を集計

しています。

環境保全コスト

環境保全効果

CO2排出量

廃棄物発生量 水使用量

PRTR対象物質排出量〈総量〉

その他の効果

(環境負荷低減型の製品開発)

1.収益

2.費用節減

合計

事業活動で生じた廃棄物のリサイクルによる収入 環境配慮製品の販売拡大による利益創出額 省エネルギーによるエネルギー費の削減 省資源またはリサイクルに伴う廃棄物処理費の節減

412

458,037

69,703

3,337

531,489

681

214,506

64,435

2,351

281,973

22,912 t-CO

2

2,900 t

588

m

3

317 t

458 t-CO

2増加

180 t

増加

19

m

3減少

25 t

増加 ナイスタックエコ®、マイタック®リサイクルラベル/

インデックス、ラミオフ®再生紙クラフトテープ No.3105などの開発

再生紙使用、リサイクル可能(P

10

参照)

環境保全対策に伴う経済効果

(単位:千円)

(単位:千円)

(10)

製品の環境配慮

環境配慮製品の開発

包装材料軽量化

環境配慮製品の事例

ニチバンでは、使用後に排出される廃棄物を削減するために、

製品やパッケージの軽量化を進めています。

大阪工場では、ロイヒつぼ膏

®

の包装材料10%減量を目標に

取り組みました。改善ターゲットを中箱に絞り包装材料の軽量

化を実施した結果、10.9%の減量に成功し、年間約1トンの削減

につながりました。

ニチバンでは、封書や書類に使用したテープを貼ったままリサ

イクルできる基材や無溶剤で離解性のある粘着剤を優先的に

使用しています。2004年にエコマーク基準が改正され、ナイス

タックエコ

®

(両面テープ)、ラミオフ

®

再生紙クラフトテープ

No.3105など新基準に適合した製品を開発・発売しました。

また、ナイスタックエコ

®

は、従来の金属製カッターから紙製

カッターに変更することにより分別せずに廃棄できるように

なり、取り扱い時の安全性も向上しました。

環境に配慮した開発・設計

環境配慮製品に関する開発秘話

●和紙粘着テープ無合紙化に向けて…

粘着テープの側面は、粘着剤のシミダシによりベタつく場合

があります。そのためテープとテープがくっつかないように

テープ側面に合紙を入れて包装していました。

そこで、ユーザーの皆様がテープ使用後に不用(ゴミ)

となる

合紙をなくすことを目的に開発を進めました。

具体的には、テープの側面部に特殊な処理を行ってベタツ

キをカバーする方法を検討しましたが、①できるだけ少量

の処理剤をムラなく塗布すること、②時間が経過しても効

果が持続すること、③瞬時に硬化する材料を選定すること

など問題点多々で苦労しました。

できあがったものが条件をクリアしているかを確認するため

に、倉庫で崩れそうになるまで段ボールを積んでテープ

同士のくっつき具合いを調査したり、高温多湿の過酷な

場所で汗だくになりながらテストをしたこともありましたが、

良い結果につながり今では楽しい思い出となりました。

また、合紙が不用になったことで中身の見える透明の

フイルム包装に変更することもできました。その結果、

なんと61%の減量となり、年間約14トンの包装材料の削減

につながりました。

これからも地球環境やモノ、そして人

に対して、有益なモノづくりを目指し

ていきます。

埼玉工場  生産技術課  係長 吉井隆人

ニチバンの製品は、お客様がご使用になられた後、ほとんどが

廃棄物となってしまうことから、環境負荷評価表「Eファイル」

を用いることにより、製品の開発から廃棄までの全ライフサイ

クルにおいてどれくらいの環境負荷があるのかを検証し、

改善に取り組んでいます。この評価の結果、基準点より低い

点数の場合は、製品化できないルールとなっています。

2004年4月から根本的な環境負荷低減を実践するために、

製品の開発計画段階で環境に配慮しなければならない

項目を決定する「環境配慮事項一覧表」を作成することを

義務付けました。これにより、製品設計段階で確実に環境

配慮ができるようになりました。

環境配慮事項一覧表

ロイヒつぼ膏®中箱の軽量化

ナイスタックエコ® 紙製カッター部拡大図

Eファイル

改善前

92

N

改善後

82

N

(11)

主な環境配慮商品の紹介

環境マークの説明

ラミオフ

®

再生紙クラフトテープ

No.3105

テープ基材に古紙パルプ配合率40%、巻心は古紙パルプ配合率 100%の再生紙を使用しています。テープ表面に樹脂ラミネート 加工をしていませんので環境に配慮した梱包用粘着テープです。

グリーン

購入法

「国等による環境物品等の 調達の推進等に関する法律」

国の機関などが物品を調達する 際、環境への負荷が少ないものを 調達するように定めた法律です。 地方自治体・民間にもグリーン 購入の輪を広げ、国全体の環境 物品の需要を促進し、地球環境 を保護しようとするものです。 ニチバンは環境物品を提供する ためにグリーン購入法に適合する 製品を開発・販売しています。

グリーン購入ネットワーク ガイドライン適合商品

GPN(グリーン購入ネットワーク) は、全国の企業、行政、民間団体 がグリーン購入を進め、環境負荷 が少ない社会をつくろうと手を 結んだ組織です。ニチバンは GPNのメンバーとして、環境に 与える負荷が少ない素材を優先 的に購入するとともにGPNガイド ラインに適合した製品を開発・ 販売しています。

GPN-DB掲載

財団法人 日本環境協会 エコマーク事務局 認定

エコマークは、製品のライフサイ クル全体を考慮した環境基準に 適合した商品に認定されます。 環境保全商品の普及と商品の 製造、使用、廃棄の段階における 環境負荷の低減を目的としてい ます。

エコマーク

財団法人 古紙再生センター グリーンマーク実行委員会 認定

グリーンマークは、古紙を原料に 利用した製品であり原則となる 基準に適合した商品に認定され ます。古紙の再生利用の促進と 社会環境緑化の推進を図り、自然 環境の保護、森林資源の愛護の 意識向上を目的としています。

グリーンマーク

ナイスタックエコ

®

テープ基材に古紙パルプ配合率80%、はく離紙は古紙パルプ配 合率100%の再生紙を使用しています。リサイクル可能な粘着剤 (離解性粘着剤)を使用していますので、紙にテープを貼ったまま リサイクルが可能です。また、紙製カッターを使用していますの で、分別せずに廃棄できます。

スキナゲート

®

“環境にやさしい”ポリオレフィン系フィルムと、“肌にやさしい” 透湿性に優れたアクリル系粘着剤で極低刺激性を実現したテープ です。

セロテープ

®

セロハンは再生可能な植物資源である樹木(木材パルプ)を原料とした、 生分解されるフィルムです。粘着剤の主原料は天然ゴムや天然樹脂を、 巻心には再生紙を使用しています。焼却する場合の燃焼カロリーが低く、 有毒ガスも発生しませんので環境汚染などの心配もありません。

エコメンディング

®

リサイクル可能な粘着剤を使用していますので、封書や書類などか らはがさずリサイクルが可能です。テープの上から油性ボールペン・ 鉛筆で字が書け、コピーをとってもテープの影がほとんど出ません。 静電気でテープが手にまとわりつきません。

マイタック

®

リサイクルラベル/インデックス

基材に古紙パルプ配合率100%、白色度70%の再生紙を使用してい ます。弱アルカリ性水溶液に溶ける粘着剤を使用していますので書類 に貼ったままリサイクルが可能です。はく離紙は古紙パルプ配合率 100%の再生紙を使用し、表面はラミネート加工していません。

グリーン 購入法

GPN-DB掲載

GPN-DB掲載

GPN-DB掲載

GPN-DB掲載

GPN-DB掲載

グリーン 購入法

グリーン 購入法

ケアリーヴ

®

http://www.nichiban.co.jp/medical/product/medical/careleaves/index.html

http://www.nichiban.co.jp/medical/product/medical/skinergate/index.html

http://www.nichiban.co.jp/stationery/product/product/1_3.html

http://www.nichiban.co.jp/stationery/eco-mendhing/index.html

http://www.nichiban.co.jp/stationery/product/eco/index.html

http://www.nichiban.co.jp/stationery/product/recyclilabel/index.html

http://www.nichiban.co.jp/stationery/product/product/a-6.htm

(12)

水使用量低減への取り組み

省エネルギーへの取り組み

工場での取り組み

環境保全活動

安城工場では、はやくから省エネ活動に取り組んでおり、

1996年に電気エネルギー使用の合理化に寄与した功績に対

して中部経済産業局長より表彰を受けました。2004年6月に

は、ガスエンジン仕様のコージェネレーションシステム

(740kW×2基)を導入しました。このシステムにより発生す

る排ガスは蒸気として、また、排熱は温水として回収し、ボイ

ラーと蒸気再生装置の給水として利用しており、CO

2

排出量

を削減しています。

埼玉工場では、1981年に設置した産業廃棄物燃焼ボイラーに

より、製造段階で発生する廃棄物を燃料の代わりに焼却し、

蒸気エネルギーとして利用しています。また、ボイラーを台数

制御するなど省エネに貢献しており、1985年にエネルギー

管理優良工場として東京通商産業局長より表彰を受けました。

2004年度は、重油換算で156k

R

の省エネ効果をあげています。

オフィスでの取り組み

本社では、省エネルギー実施手順に準じて省エネ活動に取り

組んでいます。特に照明と空調については、エリア表にて

どの場所の照明と空調が必要かがわかるような表示と管理

をしています。

工場での取り組み

2004年度は大きな設備投資は実施されませんでしたが、水

処理装置や水循環設備の効率的な使用と小さな改善により、

前年度比で約3%削減することができました。水使用の効率化

については、今後も地道な努力を積み重ね、水資源の有効

利用に努めていきます。

工場の総エネルギー使用量

工場のCO2排出量

工場の水使用量

埼玉工場 焼却炉

原単位(GJ/千m2

0 1.2

0.6 2.4

1.8 800,000

0 600,000

400,000

200,000

2000 2001 2002 2003 2004 (年度)

498,088

498,088 450,540450,540 445,101445,101 450,705450,705 470,423470,423 総エネルギー

使用量(GJ)

2.11 2.12 2.25 2.19

2.31

25,000

20,000

15,000

10,000

5,000

0

2000 2001 2002 2003 2004 (t)

(年度)

23.982 23,982 23,982

23,982 21,48821,48821,488 21,30121,30121,301 22,45422,45422,454 22,91222,91222,912

750

600

450

300

150

0

2000

626

626

2001

630

630

2002

598

598

2003

607

607

2004

588

588 (千m3

(年度) 本社 エアコン運用手順書 本社 照明運用手順書

(13)

廃棄物低減への取り組み

工場での取り組み

工場では、主に生産活動により発生する廃棄物の削減と循環

資源としての適正利用を推進しています。歩留り向上による

廃棄物低減や分別の徹底によるリサイクル率向上に取り組んで

いますが、2004年度は、廃棄物発生量が前年度から約180トン

増加しました。これは今まで除外していた廃棄設備の重量や

一部の有価物を発生量としてカウントしたことによるものです。

オフィスでの取り組み

本社では、業務で発生したゴミは、各フロアーに設置してある廃

棄物分別コーナーで分別廃棄することをルールで定めていま

す。分別コーナーには分別ボックスが7種類あり、どのボックス

に何をすてればいいのかがわかるように廃棄物分別表が掲示

してあります。

また、分別廃棄が適切に行われているかを確認するため、社員

が交代で毎日の分別状況を分別チェック表にて管理しています。

工場の廃棄物発生量、再資源化率

0 3,000 4,000

2,000

1,000

40

20 60 80 再資源化率(%)

(年度) 廃棄物発生量(t)

2000 2001 2002 2003 2004

0

3,081

3,081 2,7362,736 2,4922,492 2,7202,720 2,9002,900 70.5 70.3

76.7 76.1 76.5

エコマーク認定の作業服への変更

大阪工場では、PETボトルをリサイクルした繊維で作ら

れたエコマーク付きの作業服を採用しています。

「エコレンジャー」の作成ポスター 「エコレンジャー」による分別作業

埼玉工場 廃棄物分別テント

本社 廃棄物分別コーナー

「エコレンジャー」のメンバー

小集団活動チーム「エコレンジャー」による、環境負荷低減のための取り組み

職場のさまざまな問題点を改善するニチバンの小集団活動

(P17参照)は、現在も各事業所ごとに結成されたチームに

より、いろいろなテーマで活動しています。そんな小集団

活動チームの一つ「エコレンジャー」は、職場レベルから

環境負荷を低減する取り組みを続ける活動チームです。

節電を訴えるポスターを掲示し、社員の環境保全意識を

高める活動のほか、オフィスから発生した紙ゴミや段ボール

をきちんと分別し、リサイクル業者に引き取ってもらっていま

す。あるいはトイレに「音姫(大きな水流音を発生することで、

トイレ使用時の音をかき消す装置)」を設置することによる

水使用量の抑制といった、地道ながらも堅実な取り組みを続

けています。

(14)

環境保全活動

環境情報の提供(不使用証明書・分析データ)

ニチバンでは、お客様から製品への有害化学物質の使用・含

有有無の調査およびRoHS指令などに関する情報提供の要望

を受けた場合は、有害化学物質を使用・含有していないこと

を証明する不使用証明書やRoHS指令適合証明書、製品の分

析データなどを提供しています。

化学物質の管理

化学物質のリスク管理

不使用証明書 分析試験結果報告書

2004

年度

PRTR

対象物質データ

化学物質名

工場名 番号 単位 取扱量 大気 水域 排出量 土壌 埋立て 事業所外移動量

アクリル酸 酢酸ビニル ダイオキシン

トルエン

3

102

179

227

O O M-TEQ

O

2,500

16,000 − 765,930

0

0

25

233,930

0

0

0

3,448

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

35

191,065

アクリル酸 キシレン 酢酸ビニル ダイオキシン

トルエン

3

63

102

179

227

O O O M-TEQ

O

10,940

8,311

10,230 − 1,448,264

0

0

0

2

71,000

0

0

0

0

8,400

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0 0

38,000

トルエン 227 O 6,051 293

0

0 0 5,203

ニチバンでは、製品の製造工程において有用性がある多くの

化学物質を使用しています。その化学物質は、取り扱い方し

だいではさまざまな環境へのリスクを含んでいます。化学物

質による環境汚染の防止と環境負荷の低減を図るためにも

化学物質の適正管理を継続していかなければなりません。

ニチバンでは、重金属類や人体および環境に影響のある有害

化学物質が製品に混入することがないように「使用禁止物質」

と「使用管理物質」を設定し、管理しています。また、

EU諸国

の環境に配慮した法律・指令(RoHS指令

など)に対応した製

品提供をしています。

※RoHS:特定有害物質使用制限指令

電気・電子機器における特定有害物質の使用規制で制限される物質は、鉛・ 水銀・カドミウム・六価クロム・ポリ臭化ビフェニール・ポリ臭化ジフェニル エーテルの6種類。

埼玉工場

安城工場

大阪工場

従来、安城工場では、地下タンクに有機溶剤を貯蔵管理してい

ましたが、災害時の漏洩による土壌汚染を防止するために、全

貯蔵タンクを地上化するとともに防液提を完備しました。また、

何らかの要因で有機溶剤が排水経路に流れ込んだとしても、

溶剤検知センサーにより警報が作動するシステムを16ヶ所

設置しており、早期発見ができる体制をとっています。

安城工場 地下タンクの地上化と防液提 安城工場 溶剤検知センサー

安全・防災・環境対策

2004年5月に大気汚染防止法が改正され、工場などの施設に

対するVOCの排出規制が行われることになりました。ニチバン

では、はやくから溶剤回収装置や蓄熱式燃焼処理装置の導入

を進めていたため、規制対象となる施設のほとんどが既に

その基準をクリアしています。

※VOC(Volatile Organic Compound):揮発性有機化合物

安城工場 蓄熱式燃焼処理装置 埼玉工場 溶剤回収装置

(15)

ニチバンは、2000年から2002年まで環境への取り組み状況を

まとめた「環境報告書」を社内向けに作成し、全社員の環境保

全意識を高めるための啓蒙活動として活用していました。その

後、2003年からホームページに環境情報サイトを設け、外部

へ公開するようにしました。

2005年度で3回目の発行となりますが、環境に関する活動

実績・成果に加え、社会・社員とのかかわりについても掲載し、

より多くの方のご要望にお応えできるように、ホームページ

だけでなく冊子としても発行することにしました。

※報告書の表紙には、小さな芽が徐々に育ち、枝を伸ばし、大きく成長する樹を イメージしたイラストをデザインしています。これは、ニチバンの環境保全への 姿勢や取り組みが、一歩一歩ではありますが確実に大きな成果をあげる様を 表現したものです。

http://www.nichiban.co.jp/environment/index.html

ニチバンでは、火災などの

緊急事態発生時において

被害を最小限に防ぐことがで

きるよう、定期的に訓練を

実施しています。特に工場で

は、地元の消防署で開催され

る自衛消防大会に毎年参加

しており、柏羽藤火災予防

協会主催による消防技術

練成会では、大阪工場が準

優勝を獲得しました。

ニチバンでは、利害関係者からの環境情報を速やかに処理

するために、環境情報受付記録シートを作成し、対応していま

す。大阪工場では、近くにお住いの方から異常音が聞こえると

の情報を受け、すぐに現場調査を行った結果、屋上クーリング

タワーの駆動ベルトが原因であることが判明しました。応急

処置により問題は解決しま

したが、再発防止のための

メンテナンスマニュアルを

新規に制定するとともに、

クーリングタワー用の建屋

を設置しました。

ニチバンは、2004年12月9日∼11日に東京国際展示場(ビッ

グサイト)で開催された環境に配慮した製品の展示会としては

最大規模である「エコプロダクツ2004」に出展しました。

植物系のテープであるセロテープ

®

は、石油系の透明テープ

とは違い、天然素材の木材パルプからできていることを消費者

の皆様にご理解していただくために、原料の展示も行いアピール

しました。

また、3R

に対応した製品を

それぞれ展示し、当社の環境

へ の 取り組 みと環 境 配 慮

製品をわかりやすく紹介しま

した。

※3R:リデュース、リユース、リサイクル

環境コミュニケーション

安城工場 工場火災訓練

環境報告書

地域住民への配慮

展示会への出展

大阪工場 クーリングタワー防音用の建屋

大阪工場 受賞メンバー

緊急事態への対応

エコプロダクツ2004展示風景

ニチバンは、財団法人

グリーンクロスジャパン

が主催している「みどり

の小道」環境日記2005

年の活動目的や趣旨に

賛同して協賛しています。

「みどりの小道」環境日

記とは、これからの将

来を担う小学生が、環境

に関するできごとや思ったことを日記に書くことで日頃から自

分たちの身の回りで何ができるのかを考え行動する力を育て

ることを目的に実施されているものです。

「みどりの小道」ホームページ

http://www.gcj.jp/komichi/index.htm

「みどりの小道」への協賛

「みどりの小道」環境日記2005年の掲載内容

2003年度

Environmental Report

2003年度版

2003年度版

2004年度

Environmental Report

2004 2004年度版

本年度

(16)

社会とのかかわり

ニチバンの倫理

コンプライアンス

ニチバンは、よき企業市民として社会の暮らしに役立てるよう、

「ニチバンの倫理」を制定し、

「基本方針」に基づいた経営と、

「行動指針」に基づいた具体的な取り組み方法を規定しました。

ここでいう「倫理」とは、健全で適正な経営を行うために、企業に

課せられたルールのことです。企業の影響力を利用した社会性・

公共性を無視した利潤追求を防ぎ、社会から必要とされる企業

であり続けるための自己規範、それが「企業倫理」です。

基本方針では、

「企業は社会の公器」と定めているように、いまや

企業は株主だけのものではなく、社会全体のものであり、事業

活動を通じた社会への貢献と社会規範を遵守する姿勢が求め

られます。

これからも常に社会から必要とされ、お客様や社員にとって魅

力的な会社であり続けるために、社員が高い倫理観を持ち、

「企

業理念・企業倫理」に基づいた行動が取れる環境と体制を強化

していきます。

今後、企業倫理の重要性への理解を深めるための教育を実施

し、社員自らの判断で適切な行動が取れるように企業倫理の

浸透を目指していきます。

行動指針 1. 法令等の遵守

私たちは、法を守り社会規範に従い、公正で透明な企業活動を 行います。

2. 有用・安全・安心な製品の提供

私たちは、「品質・安全・環境への最大限の配慮」を第一義とし、 当社製品を通じ「顧客満足の向上をはかる」ことにより、お客様 からの信頼を高め、社会に貢献します。

3. 反社会的行為への断固たる対応

私たちは、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的行為には、 毅然として対応します。

4. 情報管理と開示の徹底

私たちは、ニチバンにかかわる全ての情報の適正な管理・保護 ならびに企業情報の適時・適切な開示を行います。

5. 当社倫理の徹底

経営者は、この『ニチバンの倫理』の精神に則り、率先垂範で社内 体制を整備し広く周知徹底します。

基本方針

私たちは、「企業は社会の公器」であることを認識し、行動指針に 基づく活動を通じて、社会的責任を果たしてまいります。

ニチバンの倫理

個人情報保護に対する取り組み

個人情報保護は、当社が果たすべき重要な社会的責任の一つ

であると認識しています。

ニチバンでは、商品のプレゼントキャンペーンの応募者、ご意

見・ご感想をいただいたお客様、モニターにご協力いただいた

方など、多くの個人情報をお預かりしています。

個人情報を適切に取り扱うために「個人情報保護方針」および

「個人情報管理規則」を制定し、運用しています。さらに、社員

の意識向上のため「個人情報保護ガイドブック」を全社員

(パート・アルバイト・派遣社員を含む)に配布し、社内教育の

徹底を実施しました。

また、このような大切な個人情報を提供していただいた皆様の

信頼を損なうことがないよう、ネットワークセキュリティを

始めとした各種情報セキュリティを管理し、運用面(ルール)

技術面(システム)の両方から管理レベルの向上を目指して

いきます。

※「個人情報保護方針」と「個人情報の取り扱いについて」は、ホームページにて 公表しています。

http://www.nichiban.co.jp

個人情報保護方針

当社は「常に社会に役立つ価値を創出し時代を拓き、ニチバンにかかわるすべての人々の幸せ を実現する」ことを基本理念としており、個人情報保護は当社が果たすべき重要な社会的責任の 1つであると考えております。

以下のとおり、個人情報保護方針を定め、当社が取得する個人情報を適切に取り扱います。

1.個人情報の取得、利用及び提供について

当社は、個人情報を取得するにあたって、利用目的を予め明示し、その範囲内でのみ 利用を行います。利用目的を超えて利用する必要が生じた場合は、事前にご本人の同意 をいただきます。

また、当社で取得した個人情報は、以下の場合を除き、ご本人の同意を得ることなく 第三者に提供致しません。

(1)法令に基づく場合

(2)人の生命・身体・財産の保護のために必要があり、ご本人の同意を得ることが 困難な場合

(3)公的機関またはその委託者による法令の定めに基づく業務の遂行に協力する必 要がある場合であって、ご本人の同意を得ることが困難な場合 (4) 当社業務を外部に委託する必要がある場合

2.個人情報保護に関する法令その他の規範の遵守について

当社は、個人情報の保護に関する法律を始めとする個人情報保護に関する各種法令・ 条例を遵守します。さらに当社で定める個人情報保護に関する各種規定を遵守します。

3.個人情報の管理について

当社は、個人情報を安全に管理する観点から、管理組織体制、情報通信技術の両面 から合理的な安全対策を講じ、個人情報の流出・漏洩・紛失・破壊等を防止するべく 努めます。

4.ご本人からのお問い合わせ等への対応

ご本人から個人情報に関する開示・訂正・削除等のご要望やお問い合わせをいただいた 場合、当社で定める手続に従い、速やかに対応させていただきます。

5.個人情報保護に関する取組の継続的改善

当社は、本方針、組織体制、社内規定等の継続的な見直しを行い、法令の改正や社会 情勢の変化等に応じて、改善していきます。

(17)

社会コミュニケーション

テーピング講習会

ニチバンでは、テーピングに関する講習会をスポーツテーピ

ングと生活テーピングに分けて開催しています。スポーツ

テーピングは、スポーツ選手が運動中のけがを防ぐのに対し

て使用しますが、生活テーピングは、日常生活で起こる体の

痛みをやわらげるために使用します。このようにテーピング

は、スポーツ分野のみに限らず医療分野でも注目されつつあ

ります。講習会では、当社

トレーナーがテーピング

の正しい巻き方や使い方

をみなさんと一緒に実演

し、実際にテープを巻きな

がら講習を行います。

大阪工場 金色有功章のたて

体験学習・工場見学の受け入れ

ニチバンでは、毎年の献血に協力しており、

「日本赤十字社」

より活動年数が20年以上の組織に贈呈される「金色有功章」

を受賞しています。1992年に安城工場、1999年に埼玉工場、

そして2004年には大阪工場が表彰されました。

安城工場では、地域の中学校、養護学校より体験学習の依頼を

受け、職場体験学習を毎年実施しています。仕事の厳しさ、

苦労、喜びなどの体験により、将来の進路選択のお役に立てる

ように取り組んでいます。また、工場見学も地域の小学生や一般

の方などを対象として積極的に受け入れており、地域住民との

コミュニケーションを深めています。

2004年11月28日にJリーグ公式戦「ジェフユナイテッド市原

VSジュビロ磐田」戦が「ニチバンマッチデー」として開催されま

した。シーズン最後の公式戦ということもあり一万二千人を

超えるサポーターが集まりました。

会 場 内 には 、正しい

テーピングの巻き方を

指導する「テーピング

デモンストレーション

ブース」を設け参加者

から好評をいただきま

した。

本社 テーピング講習会

第59回国民体育大会が37年振りに埼玉県で開催され、埼玉

工場のある日高市でも全国から集まった多くの選手により

熱戦が繰り広げられました。

埼玉工場は、行政・市民・企業など地域が一体となって大会

を盛り上げるために積極的に参

加・協力し、選手が最高のコンディ

ションで競技できるようスポーツ

メディカル製品を主体に物品提供

を行いました。

埼玉工場 国体感謝状

安城工場では、特に県内の交通情勢が厳しい状況下にあり、

交通安全意識を盛り上げて少しでも交通事故減少につなが

るように、毎月1回「交通事故ゼロの日」にあわせて交通安全

街頭指導を行っていま

す。通勤時間帯に工場

周辺の道路で交通安

全旗を掲げ、事故防止

をアピールしています。

献血(金色有功章)

Jリーグ「ニチバンマッチデー」

交通安全の街頭指導

安城工場 交通安全街頭指導

Jリーグ「ニチバンマッチデ−」

安城工場 中学生の職場体験 安城工場 小学生からのお礼の手紙

参照

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